私は、現代アートとSFには通じるところがあると常々考えています。未来を志向したアート作品は数多くあり、その表現方法も様々です。ただ、私は単に「未来的である」というだけでなく、現代アートとSFは、未来や非日常を想像させると…
カテゴリー: 作品
八島游舷の作品。販売中、執筆中、それ以外の作品。
「テラリフォーミング」(『地球へのSF』所収)
デンソー 先端技術研究所様で実施したSFプロトタイピングの地続き物語として執筆した「テラリフォーミング」が、2024年に早川書房から刊行された日本SF作家クラブ編のアンソロジー、『地球へのSF』に収録されています。 原案…
SDQs(QunaSys様)(SFプロトタイピング事例)
2023年にSDQs様でSFプロトタイピングを実施させていただきました。SDQsは、QunaSys様が行われている「量子技術が貢献できる可能性のある持続可能な開発目標」です。SDGsで量子コンピューターとその関連技術をど…
デンソー 先端技術研究所様(SFプロトタイピング事例)
2023年に株式会社デンソー 先端技術研究所様でSFプロトタイピングを実施させていただきました。まず、参加者の方のアイデアを刺激する触媒物語として「集中管理された安全な自動交通システムしか使えない未来の町で、自由に運転し…
SFプロトタイピング事例:あるメーカー開発部門様(2022年)
2022年にIGS様を介したSFプロトタイピングとして、あるメーカー開発部門様のために2つのストーリーを執筆し、ワークショップの一部を担当しました。 1つの物語はスマート・ヴィレッジでの共用ロボットの活用、もう1つはスマ…
SFプロトタイピングでの触媒物語と地続き物語の違い
SFプロトタイピングで使われる物語には、基本的に触媒物語と地続き物語の2種類があると私(八島游舷)は考えています。この2種類の物語は、以下に示すそれぞれ別の手法で使われます。以下の2つの手法は、それぞれ長所短所があり、ど…
物語・言葉・想像力―なぜSFプロトタイピングなのか
わくわくさせる物語の力 SFプロトタイピングが他の創作手法と異なる点は、まずSFそのものがわくわくする物語であるということです。単に未来を予測するだけでなく、「世界がこうなったら面白い」という好奇心が想像力をかき立てます…
SFプロトタイピングで大切な3つのO(オー)
私は、SFプロトタイピングでは3つのO(オー)が大切だと考えています。 Open mind――多様性を受け入れる SFは多様性を擁護する文学ジャンルです。SFでは、「今、ここ」で生きる我々とは違う存在についてよく考えます…
「Hoichi~芳一」が第9回ブックショートアワード2022年12月期優秀作品に
第9回ブックショートアワード2022年12月期優秀作品の一つに拙作「Hoichi~芳一」を選んでいただきました。 目が見えないラッパー、Hoichiが謡うホラー。 山口県下関市在住の盲目のラッパー、芳一は、ある夜、クルー…
まずは映像でSFに慣れる【#SFプロトタイピング】
SFはとっつきにくい? SFプロトタイピングに参加する人が必ずしも「SF小説」を読んでいるわけではありません。『マトリックス』や『インターステラー』などの SF映画は観たことがあるが、SF小説は読んだことがない、という人…