六本木クロッシング展

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六本木クロッシング展に友人と行った。

佐藤雅晴《Calling(ドイツ編、日本編) 》は、日本とドイツの様々な24の状況で電話の呼び出し音が鳴る映像。どの電話も取る人はいない。多様な連絡手段がある現代でのコミュニケーションの断絶・失敗。LINEでも返事がなくてそれっきりになることがあるよね。一期一会。

目《景体》。部屋の壁に切り取られた、黒く巨大な波のうねりがフリーズしている。いつまでも眺めていたくなる。

毒山凡太朗《君之代―斉唱―》。日本統治時代の思い出を日本語で話す台湾の老人。日本人とは別の「公学校」で日本語を使わないと殴られたこと。教育勅語を暗唱し、軍歌を歌う。

林 千歩《人工的な恋人と本当の愛-Artificial Lover & True Love-》。AIが人間に抱く欲望。AIが何かとは問うことは人間が何かと問うことでもある。


写真 : 目《景体》 。この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 – 非営利 – 改変禁止 4.0 国際」ライセンスでライセンスされています。

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