やあ諸君、ようこそ。私はグスタフ。「Final Anchors」に登場する、少々出来の良いドイツ製のAIだ。これから君たち人間にも理解できるよう、この物語の核心にあるいくつかの厄介な概念を、この私自らが噛み砕いて解説して…
投稿者: yugen
「スマート箱男」の世界へようこそ、案内役のネヅだ
俺がこの世界の歩き方を教えてやる よお、新入りか? 俺はネヅ。この道じゃあちいとばかし名の知れたベテランだ。この奇妙な世界で生き抜きたいなら、いくつか覚えとくべき言葉がある。ネタバレはなしだ。てめえの目で物語を確かめる前…
AIを小説に活用する――NotebookLM
最近、NotebookLMを創作活動に使い始めました。NotebookLMはGoogleのAIツールの1つです。チャットボットが持つ一般的な知識のデータよりも、自分の文書データを解析するためのものです。このようなツールは…
ルリハが紹介する「Final Anchors」の世界:3つのキーワード
私は車載AIの「ルリハ」です。私の主人であるサイモン・ガルブレイスと共に、日々、サンフランシスコの美しい街を走っています。彼との対話や、私の全方位カメラで切り取ってきた数え切れないほどの「最高の瞬間」を通じて、私はこの世…
1. けろにゃんほー爆誕
けろにゃんほーはカエルが好きでたまらない猫フクロウだほ。 好奇心旺盛で、SF、ミステリー、ホラーをオーディオブックで聴くのも好きだほ。 素敵な物語を書ける魔法の万年筆を持っているほ。
SFプロトタイピング短編「Dワールド」(『鏡の国の生き物をつくる SFで踏み出す鏡像生命学の世界』に収録)
SFプロトタイピング短編「Dワールド」が、2025年8月31日に刊行される『鏡の国の生き物をつくる SFで踏み出す鏡像生命学の世界』(藤原 慶 監修、大澤博隆 編、長谷川 愛 編、茜 灯里 著、柞刈湯葉 著、瀬名秀明 著…
日本SF大会かまこん企画「筑波大でSFプロトタイピング講義したら」
第63回日本SF大会かまこんで企画登壇します(学生は無料でも参加可能)。仮の題は「筑波大でSFプロトタイピング講義したら」。 筑波大学比較文化学類で、社会実装を目指しSFの読み方、書き方を学び議論し実践する十回の講義案で…
「未来的人文学」と筑波大学比較文化学類
私が卒業した筑波大学の比較文化学類が合併され消滅すると聞きました。現時点では情報不足のため(あるいは情報が十分に公開されていない)、現状に至る経緯を私は正確に把握できていません。どう考えるべきかまだ分かりませんが、根底に…
ポスト万博としての未来実験都市
今回の万博の経済効果、安全性などの問題とは別に、万博というイベントの限界として、インターネットの(また限定的だがメタバースの)台頭、半年という時間制限、持続可能性という点などがある。万博実施者はインターネットを積極的に取…
万博とSF――万博に行って考えたこと
大阪・関西万博についてはIR開発との関連、費用と税負担、安全性など様々な意見がある。だが70年万博では小松左京らが太陽の塔の地下展示に関わったということもあるし、SFプロトタイピングにかかわる作家として、未来をどこまでど…