文芸カフェ 第8回「ガラパゴス小説を越えて―世界とアジア市場で読者の心に響く物語は何か 」(2020-4-19)

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概要

文芸カフェは、いわゆる哲学カフェと似ていますが、文学・芸術・映画・海外ドラマなどに含まれるテーマについて語りあう、月に一度の集まりです。クリエイターと読者・視聴者の両方が参加し、それぞれの立場から対話します。

今回のお題

日本だけでなく世界の読者に読んでもらえる作品を書きたいというのは小説家の野望です。日本人小説家が日本人向け読者に書く小説をガラパゴス小説と呼ぶことにします。これはこれで需要があります。しかし小説の読み手が減る現在、世界市場を目指すのはむしろ切実な希望かもしれません。
日本のことを書いたらガラパゴス小説なのではありません。むしろ日本は重要なテーマです。日本人小説家の立場で、グローバル視点から日本人を扱うものをインバウンド小説、日本人がグローバルに活躍するものをアウトバウンド小説、日本視点にこだわらないものをグローバル小説と呼びましょう。全世界を対象にする必要はなく、東アジアを対象にする「アジア小説」もありです。

たとえば家族愛のような普遍的テーマ、あるいは仏教のような国際文化的テーマなども考えられます。ただ、文化、宗教、価値観の違いについて考える必要もあります。

あくまで便宜的なものですがこの区分をたたき台にして小説を考え、どんなテーマが世界や東アジアに響くのか話し合いましょう。

文芸カフェでこれまで扱ったテーマはこちら

参加資格

予備知識は不要で、どなたでも参加できます! 学生も歓迎。SFや科学知識に詳しくなくても発言者が説明するのでだいじょうぶです。必要なのは好奇心だけ

参加申し込みはこちらから

基本ルール

文芸カフェでは国際バカロレア資格の「知の理論」科目も参考にしています。 グループとして合意に達する必要はありません。

文芸カフェでは、以下のルールを採用します。

  1. 異なる意見を尊重する。自分の考えを主張するだけでなく、他の人の意見から気づきを得ることが重要です。
  2. 自分の考えを自分の言葉で説明する。他人の引用だけでなく、自分がどう考えたかを説明しましょう。
  3. 参加者全員が理解できる、分かりやすい言葉で説明する。専門的な概念を使いたいときは必ず説明しましょう。

今後の予定

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