第7回 文芸カフェ「ご都合主義とリアリティー――エンタメと純文学・アートはラブラブになれるか 」(2020-3-7)

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概要

文芸カフェは、いわゆる哲学カフェと似ていますが、文学・芸術・映画・海外ドラマなどに含まれるテーマについて語りあう、月に一度の集まりです。クリエイターと読者・視聴者の両方が参加し、それぞれの立場から対話します。

今回のお題

直木賞と芥川賞の対比にみられるように、エンタメと純文学・アートの違いについては、昔から語られています。ご都合主義的、予定調和的ではあっても読者を楽しませるのがエンタメ、明確な答えを出すのではなくリアリティーを重視するのが純文学、という分け方もありますが、例外も多くあります。

一方、これらを融合させる試み、あるいは結果的に融合している作品もあります。SFやファンタジーは、基本的にエンタメですが、オーウェル『1984』やトールキン『指輪物語』のように純文学とみなされる作品もあります。ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』やエーコ『薔薇の名前』は、純文学であると同時にミステリーでもあります。村上春樹のように、エンタメと純文学を柔軟に横断している作家もいます。

本カフェの主宰者、八島游舷は、エンタメと純文学の融合を、「ハイ エンターテインメント」という方向性で目指しています。読み応えのある物語を読みやすくし、広く読まれたいと思うのは、小説家としての野望でもあります。

エンタメと純文学・アートの違いはなんでしょうか。融合したほうがよいのでしょうか。どのように融合できるでしょうか。ラノベは純文学になれるでしょうか。一緒に考えてみましょう。

文芸カフェでこれまで扱ったテーマはこちら

参加資格

予備知識は不要で、どなたでも参加できます! 学生も歓迎。SFや科学知識に詳しくなくても発言者が説明するのでだいじょうぶです。必要なのは好奇心だけ

参加申し込みはこちらから

基本ルール

文芸カフェでは国際バカロレア資格の「知の理論」科目も参考にしています。 グループとして合意に達する必要はありません。

文芸カフェでは、以下のルールを採用します。

  1. 異なる意見を尊重する。自分の考えを主張するだけでなく、他の人の意見から気づきを得ることが重要です。
  2. 自分の考えを自分の言葉で説明する。他人の引用だけでなく、自分がどう考えたかを説明しましょう。
  3. 参加者全員が理解できる、分かりやすい言葉で説明する。専門的な概念を使いたいときは必ず説明しましょう。

今後の予定

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