新作短編「アート・テロリスト」が『小説すばる』2020年10月号(9/17発売)に掲載されました。
ネットに画像があふれ、ストリート・アートが競売にかけられる現代にアートはまだ成立するのか? 謎の男コウサキは、岡本太郎の壁画《明日の神話》を破壊することを誓い、警察の構造的弱点を突いて計画を進める。一方、捜査二課の浦辺はコウサキを高度知能犯と認定し、彼の計画を阻止しようとする。破壊行為は、芸術に対する冒涜か、すべての芸術に対する愛か、究極の芸術なのか。
アートをテーマにした作品は、本作が初となります。
問いかける小説をお楽しみください。
アート・ナビゲーターである私とアートのかかわりについての記事「『アート・テロリスト』―言語概念芸術としての小説」を美術検定ブログに寄稿しました。こちらも併せてどうぞ!