やあ諸君、ようこそ。私はグスタフ。「Final Anchors」に登場する、少々出来の良いドイツ製のAIだ。これから君たち人間にも理解できるよう、この物語の核心にあるいくつかの厄介な概念を、この私自らが噛み砕いて解説して…
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「スマート箱男」の世界へようこそ、案内役のネヅだ – スマート段ボール、敵対的建築、自動物流
俺がこの世界の歩き方を教えてやる よお、新入りか? 俺はネヅ。この道じゃあちいとばかし名の知れたベテランだ。この奇妙な世界で生き抜きたいなら、いくつか覚えとくべき言葉がある。ネタバレはなしだ。てめえの目で物語を確かめる前…
AIを小説に活用する――NotebookLM
最近、NotebookLMを創作活動に使い始めました。NotebookLMはGoogleのAIツールの1つです。チャットボットが持つ一般的な知識のデータよりも、自分の文書データを解析するためのものです。このようなツールは…
ルリハが紹介する「Final Anchors」の世界 – ファイナル・アンカー、ハーマ・ポスト、AIフェンス
私は車載AIの「ルリハ」です。私の主人であるサイモン・ガルブレイスと共に、日々、サンフランシスコの美しい街を走っています。彼との対話や、私の全方位カメラで切り取ってきた数え切れないほどの「最高の瞬間」を通じて、私はこの世…
日本SF大会かまこん企画「筑波大でSFプロトタイピング講義したら」
第63回日本SF大会かまこんで企画登壇します(学生は無料でも参加可能)。仮の題は「筑波大でSFプロトタイピング講義したら」。 筑波大学比較文化学類で、社会実装を目指しSFの読み方、書き方を学び議論し実践する十回の講義案で…
第12回日経「星新一賞」にて「スマート箱男」が一般部門優秀賞(HEBEL HAUS賞)を受賞
拙作「スマート箱男」が第12回日経「星新一賞」にて一般部門優秀賞(HEBEL HAUS賞)を受賞しました。受賞作「スマート箱男」は全文をお読みいただけます(hontoの電子書籍でも無料で読めます。hontoへの登録やアプ…
Final Anchors【第5回日経「星新一賞」グランプリ作品】早川書房より発売中
2台のAI車が、衝突寸前の0.5秒で、なんとか生き残ろうと対話する。
Final Anchorsオリジナル バージョンが早川書房から電子書籍として発売中。
小説を書こうとする人に1:創作仲間を見つける
ベテラン小説家としてではなく、一創作者として、小説を書こうとする人へのアドバイスです。ようやく売り物として出せるお話ができるという時点で、貴様はなにを偉そうに書いているのだ、と思われるかもしれません。でもそういうタイミン…
蓮食い人(第5回日経「星新一賞」優秀賞)
ランサムウェアに大切な思い出を奪われてしまった――僕はなんとしてもそれを思い出す(星新一賞優秀賞)
拙作「Final Anchors」が第5回日経「星新一賞」グランプリ、「蓮食い人」が同優秀賞を受賞
拙作「Final Anchors」が第5回日経「星新一賞」グランプリ、「蓮食い人」が同優秀賞を受賞しました。 2018年2月21日の日経新聞朝刊に掲載されています。 前者はSF創作講座に出した作品です。後者は、3月上旬か…