小説のために英会話で発想する

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小説を英語で書く。

これは私の将来の目標の一つでもあります。

書くほうはともかく、ここ3年間、毎日30分、Skype英会話をしています。勉強というよりは趣味です。

最近は、自分の書いた梗概(あらすじ)を相手に英語で説明するようにしています。

梗概の多くは英語にも翻訳したので、それらを読んでもらうこともあります。

英語が話せないから英会話練習しているのではありません。

では、すでに英語が話せるのに、なぜ英会話の練習をするのか。

「意味が通じればいい」ビジネス英語は、ネイティブの英語のごく一部です。

「実際の英語」は、非常に奥が深いものです。

日本語でもそうですが、言語技術のひとつとして捉えた場合、英会話に終わりなどありません。特に、英語で小説を書こうというなら、英語で相手を感動させ、笑わせ、驚かせる必要があります。

講師の多くは、セルビアとボスニアの大学生や院生などです。

彼らの英語は、日本人のトップレベルの英語話者を楽々越えています(ネイティブ信仰は、英語学習の最大の過ちの一つです)。

数人ほど、SF好きと名言している人がおり、そういう人たちとは特にいろいろと深い話ができます。

私は、「日本人以外の読者が何を面白いと思うか」というツボについては少々自信がつきました。日本で評価されなくても、海外ではウケるという自信があるわけです。

同じアイデアを英語で考えると、日本語では見えなかった点が見えてくることもあります。同じ概念でもニュアンスが異なることもあります。

そういうわけで、「英語で説明する」というのは、英会話の練習というだけでなく、物語執筆にけっこう役立っているのです。

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