私は、現代アートとSFには通じるところがあると常々考えています。未来を志向したアート作品は数多くあり、その表現方法も様々です。ただ、私は単に「未来的である」というだけでなく、現代アートとSFは、未来や非日常を想像させると…
カテゴリー: エッセイ
【寄稿】「アート・テロリスト」―言語概念芸術としての小説
新作短編「アート・テロリスト」が『小説すばる』2020年10月号(9/17発売)に掲載されます。これに先立ち、アート・ナビゲーターである私とアートのかかわりについての記事を美術検定ブログに寄稿しました。 ネットに画像があ…
佛パンク、仏教SFとは――「天駆せよ法勝寺」の背景・その2
「その1」の続きです。 なぜ私は「天駆せよ法勝寺」という仏教SFを書いたのか。 まず、仏教の世界観が魅力的だからです。法華経の現代語訳を読むと、想像力の豊かさに圧倒されます。超越的な時間や空間、仏の功徳の描写はSFそのも…
佛パンク、仏教SFとは――「天駆せよ法勝寺」の背景・その1
拙作「天駆せよ法勝寺」は、仏教SFです。おかげさまで電子書籍での有料ダウンロードは一万件を超えました。私はこの作品を、「佛パンク」であると位置づけています。二千五百年ほど前に始まった仏教と、「未来的」とされるSFにどんな…
星新一公式サイト寄せ書きに「読者が考える文学」を寄稿
星新一公式サイト寄せ書きに「読者が考える文学」を寄稿しました。星新一さんなくして八島游舷はデビューできなかった……その理由とは? ちょっと偉そうかもしれないけど、今、書かずにはおれないことを書きました。