小説を書こうとする人に1:創作仲間を見つける

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ベテラン小説家としてではなく、一創作者として、小説を書こうとする人へのアドバイスです。ようやく売り物として出せるお話ができるという時点で、貴様はなにを偉そうに書いているのだ、と思われるかもしれません。でもそういうタイミングだからこそ書けることもあります。創作にこれから取り組む人には後悔してほしくない。ゲンロンSF創作講座三期生の人たちにも、またそれ以外の人にも。だから、思いついたことをいくつか書いておきます。

創作仲間を見つけましょう。創作仲間がいると刺激を受け、相談もできます。小説投稿サイト、高校の文芸部、大学の文芸サークル、SNS、Twitter、創作講座などで見つけられます。創作する人はたくさんいるように見えても、創作仲間は積極的に探さないとなかなか見つかりません。少なくとも私はそうでした。自分の書いているのと同じジャンルの人もいいですが、そうでない人からは別の見方を学ぶことができます。

創作仲間のことをお互いに知った後で、相互に添削・批評して、欠点を指摘されることに慣れるとよいですね。私は小説以外の本業でも文章や記事を書いているので、自分の文章へのコメントや訂正はよく目にします。ただ、慣れていないとこういったコメントに気が滅入るかもしれません(慣れていてもへこむことはありますが)。でもこういったコメントは多くのことを学べる貴重な機会です。

「友だち相手では客観的な批評がしづらい」ということもあるかもしれません。でもそれができる創作仲間と長く付き合えるといいですね。短所を書くときは長所も必ず書くようにするとよいです。

ゲンロンSF創作講座二期では、Googleハングアウトを掲示板のように使っていました。雑談版と感想版の2つを作りました。これは後にSlackに移行しました。またTwitterやメールでもやり取りしていました。

添削・批評するときには、WordやGoogleドキュメントが使えます。コメント機能を活用すると、特定の箇所にコメントを付けることができて非常に便利です。

(このシリーズには続きがあります)

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