小説をオンラインで感想交換する方法

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Windows 10でWord文書を使用して小説をオンラインで感想交換する方法の考察です。

コメントは、Wordのコメント機能を使って書くことをお勧めします。どこの箇所についてのコメントかはっきりさせることもでき、見逃しもありません。「電子校正(Word校正)のススメ」でも説明しています。

しないほうがよいこと

  1. ルビを含むWord文書をスマホ経由で開く。
  2. ルビを含むWord文書をGoogleドキュメントで開く。

ルビ付き文字が丸ごと消え、傍点も消えるのでこの方法はお勧めしません。

ただ、ルビがすべてカクヨム形式の場合はGoogleドキュメントでも問題ありません。

文書をPDFに変換してメールやメッセージに添付すると、ルビと傍点は確実に表示されますが、読む側がコメントしづらくなります。PDFにコメントするにはAcrobatの機能を使いますが、これがWordより使いづらいからです。

現時点でお勧めの方法

ルビを含むWord文書を共有する場合、「OneDriveでファイルを共有可能にしてそのリンクを貼る」のがベストかと思います。以下はその方法です。

  1. 共有するファイルをOneDriveの下のフォルダーに入れます。
  2. 共有するWord文書を開き、変更履歴をオンにします。理由は後述します。 「電子校正(Word校正)のススメ」も参照してください。
  3. エクスプローラーから共有するファイルを右クリックして[その他のOneDrive共有オプション ] をクリックします。
  4. Edgeブラウザーが開き、 OneDrive で共有するオプションを設定できます。期日とパスワードを設定することもできます。
  1. [編集を許可する]のチェックが入っていることを確認します。これがオフになっているとコメントを付けることはできず、文書の表示のみできます。OneDriveでは「コメントは付けられるが編集は禁止する」というオプションはありません(Googleドキュメントにはあるのですが)。変更履歴をオンにしておくと、誤った編集を防ぐことができます。
  2. [リンクの取得]をクリックすると、共有リンクが表示されます。これを文書を見せる相手にメールなどで送ります。

文書を受け取った側が共有リンクをクリックするとOneDrive上のWord Onlineが開きます。 Word Onlineは、Word文書をブラウザーで編集できるツールです。このままでも編集できますが、パソコンにWord 2016がインストールされていれば、メニューの中央にある[Wordで開く]をクリックして、Word 2016に切り替えることをお勧めします。そちらのほうが動作が速いです。

Word文書を共有した場合、書き込んだコメントは他の人(文書の作成者が閲覧を許可した人)にも見えます。また作成者が文書に変更をした場合、それがすぐに反映されます。複数の人のコメントが表示されるのは、互いに参考になるでしょう。

またMicrosoftアカウントでログインしているとアカウント名がコメントに表示されます。本名がばれると困る人は、ペンネームのアカウントを別に作ったほうがよいかもしれません。

自分のコメントは 文書の作成者以外に見せたくない、という人もいます。この場合は、Word文書を共有するのではなく、メールやメッセージで添付して送ります。

他により良い方法があるか、今後も考えていきたいです。

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