八島游舷/Yashima Yugen https://YashimaYugen.com The long road to Hollywood Tue, 02 Jun 2020 06:58:10 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.4.1 https://i0.wp.com/YashimaYugen.com/wp/wp-content/uploads/cropped-yashima-yugen-logo-circle.png?fit=32%2C32&ssl=1 八島游舷/Yashima Yugen https://YashimaYugen.com 32 32 文芸カフェ 第10回「個性的な文体の魅力」(2020-6-27) https://YashimaYugen.com/events/lit-art-cafe/lac10-202006/ https://YashimaYugen.com/events/lit-art-cafe/lac10-202006/#respond Tue, 02 Jun 2020 06:58:07 +0000 https://YashimaYugen.com/?p=1592 続きを読む]]> 概要

文芸カフェは、いわゆる哲学カフェと似ていますが、文学・芸術・映画・海外ドラマなどに含まれるテーマについて語りあう、月に一度の集まりです。クリエイターと読者・視聴者の両方が参加し、それぞれの立場から対話します。

今回のお題

三島由紀夫や村上春樹の小説のように、一行読めば誰が書いたか分かる文章があります。視点、言い回し、描写密度、語彙、比喩などに特徴があり、それが作品の魅力となっていることがあります。会話部分にその特徴が現れることもあります。またミステリー、ハードボイルド、SF、ラノベなどジャンルに特有の書き方があることもあります。

文体とは何でしょうか。個性的な文体を持つ作者や作品にはどのような魅力があるでしょうか。書き手はどのように個性的な文体を見つけていくのでしょうか。小説の映画化や漫画化での「文体」はどうなるのでしょうか。文体練習、パスティーシュ、共作などについても考えてみましょう。

今回は前回に続いてオンラインでの実施です。特に紹介したい作品がある人は現物(紙の本の場合)、あるいは画像や動画のリンクをご用意ください。

文芸カフェでこれまで扱ったテーマはこちら

参加資格

予備知識は不要で、どなたでも参加できます! 学生も歓迎。SFや科学知識に詳しくなくても発言者が説明するのでだいじょうぶです。必要なのは好奇心だけ

参加申し込みはこちらから

基本ルール

文芸カフェでは国際バカロレア資格の「知の理論」科目も参考にしています。 グループとして合意に達する必要はありません。

文芸カフェでは、以下のルールを採用します。

  1. 異なる意見を尊重する。自分の考えを主張するだけでなく、他の人の意見から気づきを得ることが重要です。
  2. 自分の考えを自分の言葉で説明する。他人の引用だけでなく、自分がどう考えたかを説明しましょう。
  3. 参加者全員が理解できる、分かりやすい言葉で説明する。専門的な概念を使いたいときは必ず説明しましょう。

今後の予定

ゆうげんメルマガでお知らせします。関心のある方はご登録をお願いします。

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佛パンク、仏教SFとは――「天駆せよ法勝寺」の背景・その2 https://YashimaYugen.com/works/essays/buddhpunk2/ https://YashimaYugen.com/works/essays/buddhpunk2/#respond Mon, 11 May 2020 08:28:09 +0000 https://YashimaYugen.com/?p=1518 続きを読む]]> 「その1」の続きです。

なぜ私は「天駆せよ法勝寺」という仏教SFを書いたのか。

まず、仏教の世界観が魅力的だからです。法華経の現代語訳を読むと、想像力の豊かさに圧倒されます。超越的な時間や空間、仏の功徳の描写はSFそのものです。宇宙的と言ってもいい。そう、お経はSFなのです。これは『西遊記』(また『封神演義』)などに代表される中国の小説の想像力に通じるものがあります。また仏教と重なる思想体系を持ち、特に密教に多大な影響を与えたヒンドゥー教の魅力もあるでしょう。ヒンドゥー教では、多彩で強大な力を持つ神々が宇宙的規模で活躍します。これもまたSF的想像力に似ています。

仏教は、人々の苦しみを和らげるという、いわば「現実への処方箋」という実際的側面を持っています。人間の苦しみは数千年前から変わっていません。仏教の考え方は現代の我々にも活かせるものが多々あります。現代の小説のテーマとしてまったく古さはありません。

ただ、仏教の魅力は、柔軟性を失ってしまえばその他の宗教と同様に時として危険でもあります。仏教は比較的寛容な宗教ではありますが、一部では(たとえば女性に対して)排他的な側面もあります。仏教の抱える問題について客観的に考えるのも、仏教SFならではの役割でしょう。

もう一つ、今の仏教が可能性として持っているものを想像の中で思考実験してみたいという考えがあります。たとえば、AI、インターネット、原子力などの技術の発展や価値観の変化に対して仏教がどのような考えをするのか。AIやロボットは悟りを開けるのか。新しい仏が出現したら、どのようなことが起きるのか。仏教的宇宙構造、中有、輪廻の仕組みをSF的に再構築したらどうなるのか、といったことです。

さらに仏教SFには、キリスト教およびポスト・キリスト教的思想に基づく小説(特にSF)に対する挑戦という側面もあります。SFでは英語圏作家の作品が影響力を持っていますが、良くも悪くもキリスト教の影響が強いようです。SFの面白さは、架空の技術だけでなく、架空の文化も扱えるということです。ファンタジーも架空の文化を扱いますが、SFでは文化発展の必然性に科学的知見が反映されていることがあります。私の立場が反キリスト教というわけではありません。しかし、キリスト教以外の視点を提示することは、英語圏の読者にとっては重要でしょう。

『新世紀エヴァンゲリオン』は多くの示唆に富む作品であり、「使徒」、天使、アダム・イブ・リリス、ロンギヌスの槍、死海文書など、キリスト教(あるいはその周辺)的要素を効果的にネタにしています。視聴者である日本人にとってのキリスト教の距離感からすると、このような扱いがちょうどいいのでしょう。ただ、この扱い方にはちょっとモヤモヤしたものを感じます。良くも悪くも「怪しげな効果」を出すための調味料として使われているだけです。もちろんこの作品で、キリスト教的救済などに正面から取り組んだからといって作品としての評価がさらに上がるわけではありません。視聴者はそんなことに関心はありません。キリスト教に限らず、娯楽作品で宗教観をまともに取り上げるのはリスクがあってもメリットはない――そういう見方にも一理あります。ただテレビや映画はともかく、小説という媒体では、仏教的宗教観をより深く、うまく扱えるようにも思うのです。

現在、私は、何人かの方たちと、英語で日本やアジアのSFを紹介するYouTubeチャンネルを立ち上げる準備を進めています。また今年度のWorldCon、CoNZealandにも参加予定です。このような機会を通じて、仏教SFの意義について世界の読者と対話を進められればと思います。

さて、佛パンクとは、狭義には佛理学による世界観で構築された架空世界の物語と定義します。佛理学とは、仏教と科学が融合した架空の学問です。佛パンクは、仏教SFのひとつの形であると言えます。

では、なぜ私は佛パンクを書いたのか。主な理由は、サイバーパンクやスチームパンクなどの固定化され使い古された世界観に飽きたからです。サイバー的インフラや蒸気機関による文明構築が可能であるならば、仏教的世界観による文明構築もまた可能なはずです。特に、仏教の欲望の超克という側面は、文明が今後どのように発展しうるかという問題に対して一つの興味深い回答を示しています。コロナウイルスは、人類が増えすぎたからこそ深刻な問題となりました。

また、仏という超人的存在、成仏という変化の過程、そして宇宙にあまねく存在するとされる仏性もSF的想像力を刺激します。これは現在執筆中の「天駆せよ法勝寺」の前日譚で、より詳細に示す予定です。

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佛パンク、仏教SFとは――「天駆せよ法勝寺」の背景・その1 https://YashimaYugen.com/works/essays/buddhpunk1/ https://YashimaYugen.com/works/essays/buddhpunk1/#comments Fri, 08 May 2020 05:28:43 +0000 https://YashimaYugen.com/?p=1492 続きを読む]]> 拙作「天駆せよ法勝寺」は、仏教SFです。おかげさまで電子書籍での有料ダウンロードは一万件を超えました。私はこの作品を、「佛パンク」であると位置づけています。二千五百年ほど前に始まった仏教と、「未来的」とされるSFにどんなつながりがあるのか。今回は、仏教SF、そして佛パンクとは何かについて書いてみます。

日本人は仏教にどんなイメージを抱いているのでしょうか。たとえば寺は日本人にとって身近な存在であり、一度くらいは訪れたことはあるでしょう。しかし、中で僧が普段どういう生活をしているのかというとよく分からない。寺は、葬式の時に行く場所というイメージかもしれません。お経も一度は聞いたことがあるでしょうが、耳で聴いたお経の意味を理解できる人はそう多くはいません。仏教は、身近なのにある意味、異質で遠い存在なのでしょう。

宗教はデリケートな話題ですが、信徒でなくても避けて通れない話題でもあります。たとえば日本語の語彙にも刹那、地獄・極楽、念力、往生など仏教用語は多くあり、お盆や生活習慣に仏教は浸透しています。仏教を含め宗教の基本知識を持つことは文化を理解することにつながります。

仏教SFとは、程度の差はあれ仏教の世界観を反映したSFと言えるでしょう。たとえば光瀬龍『百億の昼と千億の夜』では、キリストと共に、シッタータ(釈迦)、阿修羅が活躍します。小松左京の作品でも仏教的思想が反映されています。またマンガでは手塚治虫『火の鳥』の一部や、仏の姿をした月人が攻めてくる市川春子『宝石の国』が挙げられます(本作がSFであるかという点についてはまた議論があるかもしれませんが)。『GANTZ』でも仏像と戦うエピソードがあります。なぜか仏が得体の知れない敵というパターンがけっこう多いのは興味深いです。他に輪廻を扱う作品も多数あります(仏教以外にも輪廻の思想はありますが)。ただ、部分的に仏教的要素があるというだけでなく、主要な主人公の多くが僧侶という例はあまり多くはないようです。釈迦や空海の伝記的作品もありますが、SFとは違う。

いずれにしても、仏教SFは、仏教を広めることを目的とするSFではありません。架空の要素が入っており、正確な仏教の知識を学ぶためのものでもありません。しかし、仏教について興味を持つきっかけにはなるはずです。

私は仏教の専門家ではありません。仏教の様態は非常に多様かつ複雑で、たとえ専門家であっても仏教のすべてを知ることはなかなか難しいようです。国や宗派により見解や立場に大きな違いがあります。チベット仏教と浄土真宗では、共通する点もあると同時に、考え方も価値観も大きく違います。そして、チベット仏教でさえひとくくりにできないわけです。ただ、僧侶や仏教徒でないからこそ中立的な立場で書けることもあります。

それでは、なぜ私は仏教SFを書いたのか。

その2」に続きます(後日公開)

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文芸カフェ 第9回「視点、人称、カメラ アングル、描写密度」(2020-5-16) https://YashimaYugen.com/events/lit-art-cafe/lac9-202005/ https://YashimaYugen.com/events/lit-art-cafe/lac9-202005/#respond Sat, 02 May 2020 06:11:39 +0000 https://YashimaYugen.com/?p=1463 続きを読む]]> 概要

文芸カフェは、いわゆる哲学カフェと似ていますが、文学・芸術・映画・海外ドラマなどに含まれるテーマについて語りあう、月に一度の集まりです。クリエイターと読者・視聴者の両方が参加し、それぞれの立場から対話します。

今回のお題

小説では視点や人称をどうするかは重要な問題です。一人称や三人称が一貫して使われていることもあれば、複数視点で複数の物語が進むこともあります。特殊な例として、『アラバマ物語』の主人公のスカウトは、少女時代のできごとを大人視点で(大人の語彙で)回想しています。

マンガや映画では、これは「カメラ アングル」の問題になります。ズームインして表情にフォーカスしたりズームアウトして風景を示したり。逆に、小説の中でのカメラ アングルを考えるのも面白いですね。

今回は前回に続いてオンラインでの実施です。特に紹介したい作品がある人は現物(紙の本の場合)、あるいは画像や動画のリンクをご用意ください。

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参加資格

予備知識は不要で、どなたでも参加できます! 学生も歓迎。SFや科学知識に詳しくなくても発言者が説明するのでだいじょうぶです。必要なのは好奇心だけ

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基本ルール

文芸カフェでは国際バカロレア資格の「知の理論」科目も参考にしています。 グループとして合意に達する必要はありません。

文芸カフェでは、以下のルールを採用します。

  1. 異なる意見を尊重する。自分の考えを主張するだけでなく、他の人の意見から気づきを得ることが重要です。
  2. 自分の考えを自分の言葉で説明する。他人の引用だけでなく、自分がどう考えたかを説明しましょう。
  3. 参加者全員が理解できる、分かりやすい言葉で説明する。専門的な概念を使いたいときは必ず説明しましょう。

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小説を書こうとする人に5:SF創作講座2019と梗概 https://YashimaYugen.com/on-creative-writing/on-synopsis-for-sf2019/ https://YashimaYugen.com/on-creative-writing/on-synopsis-for-sf2019/#respond Wed, 22 Apr 2020 12:26:12 +0000 https://YashimaYugen.com/?p=1415 続きを読む]]> ゲンロンSF創作講座が一区切りつこうとしています。受講生のみなさん、コロナで大変な状況の中、お疲れさまでした。SF創作講座の受講生・元受講生が自主的に現受講生の作品にコメントするインターネット ラジオ「ダールグレン ラジオ」に出演させていただきました。SF創作講座2019の最後の締めくくり、最終課題の梗概(卒業論文のような感じ)とそのひとつ前の第9回課題に対する実作を読んで好き勝手にコメントを付けさせていただきました。第9回課題は、 高山羽根子さんによるテーマ「『20世紀までに作られた絵画・美術作品』のうちから一点を選び、文字で描写し、そのシーンをラストとして書いてください。」でした。

受講生の人にはちょっと上から目線と感じるかもしれませんがご容赦ください。

ここでは、特に梗概の書き方について全体的に感じたことを書きます。以前に以下のような記事も書いています。ここで書いたいくつかのポイントは以下で書いたことと重複します。

小説を書こうとする人に3:梗概から書き始めよう

小説を書こうとする人に4:梗概を書く(続き)、アイデアややる気が出ないときは

まず、SFというよりファンタジーが多いということ。『鬼滅の刃』の影響かな?

私は、SFとは、記述されている現象に広義の科学的説明が成立するフィクションであると考えています。これが唯一の定義というわけではないのですが。AIやロボットや宇宙が出るからSFでありません。広義の科学とは、よく整理されていれば魔法体系も含まれうるでしょう。しかし、何も説明しない作品をあえてSFと呼ぶ理由はないんじゃないかな。

「自分の書きたいものがSFでないけどSF創作講座に参加した」という人も多いでしょう。確かに元受講生でもSF以外で成果を出した人もいます。しかし逆に考えれば、これは絶好のチャンスなのです。ここは掛け値なしに日本SFの最高峰の講師陣、そして受講生にもSFに詳しい人が集まる場所なのだから、あえてSFに取り組み、挑戦してほしい

第9回課題では、課題にきちんと答えられていないことがあると感じました。特に「文字で描写し、そのシーンをラストとして書いてください」という点が。執筆者は、編集者や読者の要望や期待に応えることが求められます。課題をしっかり読んで理解し、それをまずこなすようにしてみてはどうでしょう。

また梗概では「こんなに面白いアイデアがあるんです」というアピール、ウリが弱い。梗概では、読み手に「読んでみたい」と思わせることが重要です。そのためにはウリを1行の「ログライン」にまとめるのがいいでしょう。

読者の立場から、自分の書いた梗概を読み直してほしい。あるいは他の人に読んでもらうのでもいい。情報の出す順番が整理されていないと話が分かりづらくなります。梗概というよりは文章の書き方のレベルの話です。梗概では、通常の説明文とは違い、これまでになかった話のアイデアを説明するわけです。通常の説明文よりもさらに気をつけて書く必要があるのではないでしょうか。

関係ない些末な情報は削る。読み手を混乱させるだけです。一定の字数を決めて、それ以内に収まるように推敲することを強く勧めます。このような文章訓練をしないと、だらだらした書き方になります。推敲するということは読み直すということでもあります。

それでは最終課題に向けてがんばってください!

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オンライン文芸カフェの準備 https://YashimaYugen.com/events/lit-art-cafe/online-lac/ https://YashimaYugen.com/events/lit-art-cafe/online-lac/#respond Sun, 05 Apr 2020 08:35:34 +0000 https://YashimaYugen.com/?p=1403 続きを読む]]> オンライン文芸カフェの準備についての説明です。

チャット用ツールであるDiscordを使用します(Zoomはセキュリティーの問題点が指摘されているためです)。障害が発生した場合はGoogle Meetに切り替えます。Googleアカウントを準備しておくといいですね。

参加者は登録名が互いに見えます。カメラを有効にした場合は顔も見えます。

必要なもの

  • Discordアプリ
  • 機器の内蔵マイクまたはヘッドセット(必須)
  • できればウェブカメラ

事前にDiscordアプリをダウンロード、インストールしておいてください。PC、Mac、Android、iPhoneなど用のアプリがダウンロードできます。ウェブからでも使えますがアプリのほうが便利です。性能にはある程度の余裕(PCの場合はRAM 8GB?)が必要のようです。接続中はその他のアプリをすべて終了することをお勧めします。

ウェブカメラは必須ではありません。ただ、今後このような機会が増えるかもしれませんのでこの際準備されるのも良いかもしれません。安いものは1000円程度から購入できます。

事前準備

Peatixで登録した方に接続方法をご案内します。

送られたリンクからYugenの「サーバー」に接続します。

「テキスト チャンネル」の「general」では、文芸カフェの開始時間前でもテキストでのチャットができます。適宜自己紹介をしてください。自分のアイコンをクリックしてプロフィールを設定することもできます。

文芸カフェは、時間が来たら「ボイス チャンネル」の「general」をクリックすることで参加できます。

スピーカー・ヘッドセット・マイクは左下の⚙ギア アイコン(ユーザー設定)から設定できます。マイク アイコンと🎧ヘッドフォン アイコンは、ミュートを切り替えます。

自分の音が他の人に聞こえていない、また他の人の声が聞こえない場合は設定を確認してみてください。

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文芸カフェ 第8回「ガラパゴス小説を越えて―世界とアジア市場で読者の心に響く物語は何か 」(2020-4-19) https://YashimaYugen.com/events/lit-art-cafe/lac8-2020419/ https://YashimaYugen.com/events/lit-art-cafe/lac8-2020419/#respond Mon, 16 Mar 2020 08:12:45 +0000 https://YashimaYugen.com/?p=1385 続きを読む]]> 概要

文芸カフェは、いわゆる哲学カフェと似ていますが、文学・芸術・映画・海外ドラマなどに含まれるテーマについて語りあう、月に一度の集まりです。クリエイターと読者・視聴者の両方が参加し、それぞれの立場から対話します。

今回のお題

日本だけでなく世界の読者に読んでもらえる作品を書きたいというのは小説家の野望です。日本人小説家が日本人向け読者に書く小説をガラパゴス小説と呼ぶことにします。これはこれで需要があります。しかし小説の読み手が減る現在、世界市場を目指すのはむしろ切実な希望かもしれません。
日本のことを書いたらガラパゴス小説なのではありません。むしろ日本は重要なテーマです。日本人小説家の立場で、グローバル視点から日本人を扱うものをインバウンド小説、日本人がグローバルに活躍するものをアウトバウンド小説、日本視点にこだわらないものをグローバル小説と呼びましょう。全世界を対象にする必要はなく、東アジアを対象にする「アジア小説」もありです。

たとえば家族愛のような普遍的テーマ、あるいは仏教のような国際文化的テーマなども考えられます。ただ、文化、宗教、価値観の違いについて考える必要もあります。

あくまで便宜的なものですがこの区分をたたき台にして小説を考え、どんなテーマが世界や東アジアに響くのか話し合いましょう。

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参加資格

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基本ルール

文芸カフェでは国際バカロレア資格の「知の理論」科目も参考にしています。 グループとして合意に達する必要はありません。

文芸カフェでは、以下のルールを採用します。

  1. 異なる意見を尊重する。自分の考えを主張するだけでなく、他の人の意見から気づきを得ることが重要です。
  2. 自分の考えを自分の言葉で説明する。他人の引用だけでなく、自分がどう考えたかを説明しましょう。
  3. 参加者全員が理解できる、分かりやすい言葉で説明する。専門的な概念を使いたいときは必ず説明しましょう。

今後の予定

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第7回 文芸カフェ「ご都合主義とリアリティー――エンタメと純文学・アートはラブラブになれるか 」(2020-3-7) https://YashimaYugen.com/events/lit-art-cafe/lac7-202003/ https://YashimaYugen.com/events/lit-art-cafe/lac7-202003/#respond Fri, 14 Feb 2020 08:50:18 +0000 https://YashimaYugen.com/?p=1248 続きを読む]]> 概要

文芸カフェは、いわゆる哲学カフェと似ていますが、文学・芸術・映画・海外ドラマなどに含まれるテーマについて語りあう、月に一度の集まりです。クリエイターと読者・視聴者の両方が参加し、それぞれの立場から対話します。

今回のお題

直木賞と芥川賞の対比にみられるように、エンタメと純文学・アートの違いについては、昔から語られています。ご都合主義的、予定調和的ではあっても読者を楽しませるのがエンタメ、明確な答えを出すのではなくリアリティーを重視するのが純文学、という分け方もありますが、例外も多くあります。

一方、これらを融合させる試み、あるいは結果的に融合している作品もあります。SFやファンタジーは、基本的にエンタメですが、オーウェル『1984』やトールキン『指輪物語』のように純文学とみなされる作品もあります。ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』やエーコ『薔薇の名前』は、純文学であると同時にミステリーでもあります。村上春樹のように、エンタメと純文学を柔軟に横断している作家もいます。

本カフェの主宰者、八島游舷は、エンタメと純文学の融合を、「ハイ エンターテインメント」という方向性で目指しています。読み応えのある物語を読みやすくし、広く読まれたいと思うのは、小説家としての野望でもあります。

エンタメと純文学・アートの違いはなんでしょうか。融合したほうがよいのでしょうか。どのように融合できるでしょうか。ラノベは純文学になれるでしょうか。一緒に考えてみましょう。

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  1. 異なる意見を尊重する。自分の考えを主張するだけでなく、他の人の意見から気づきを得ることが重要です。
  2. 自分の考えを自分の言葉で説明する。他人の引用だけでなく、自分がどう考えたかを説明しましょう。
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日本でSFは死んだのか https://YashimaYugen.com/on-creative-writing/is-scifi-dead/ https://YashimaYugen.com/on-creative-writing/is-scifi-dead/#respond Wed, 05 Feb 2020 09:29:39 +0000 https://YashimaYugen.com/?p=1230 続きを読む]]> 「日本でSFは死んだ」――それはちょっと言いすぎでしょう。しかし、SFというジャンルにかつての勢いがないことは事実です。ただSFだけでなく、ネットでの娯楽とSNSに時間を取られて、本を読む人全体が減っています。小説よりも手軽で魅力的な媒体はいくらでもあります。私の目標は、マンガより面白い小説を書くことですが。

世界的に見ればSF映画の新作はいくつも作られていますし、中国SF『三体』も話題になりました。

では、なぜ日本でSFが死んだといわれることがあるのでしょうか。4つ理由を思いつきます。

第一に「センス・オブ・ワンダー(sense of wonder)」を感じさせる作品が減ってきているのが一因かもしれません。簡単に言えば「そんなのあり!?」という衝撃です。

センス・オブ・ワンダーは、SFに限定される考え方ではなく、唯一の尺度でもありません。しかし、私はSFの醍醐味の一つと考えています。劉慈欣『三体』は、スケールの大きさと精緻な組み立てにセンス・オブ・ワンダーを感じさせる作品でした。

第二に、科学への信頼と、未来への希望が失われたため(日本に限ったことではありませんが)。ディストピアSFのほうが「明るい未来」よりリアルで書きやすいです。しかし、読者からすると、あまりにディストピアSFが多すぎてうんざりしているかもしれません。福島での原発事故と疑問の残る事後処理、温暖化など科学への信頼性を傷つける現実は、SFよりもインパクトがあります。なお、AIは、明るい未来と暗い未来の両方の可能性を持つ不確定要素といえるでしょう。

第三に、現実での問題が深刻すぎて、読者はより手軽な現実逃避を求めるからです。「ファンタジーは残っている」という意見もありますが、異世界もの、なろう小説、ラノベは、ファンタジーとは別のジャンルという見方もあります。異世界転生もののジャンルでは、独自性のある面白い作品もあるのですが、勇者など既知の「記号」を使った作品が量産されています。恵まれた環境での生活を夢想する作品と比較すると、読み始めたときから未知と取り組むことになるSFはハードルが高いと思われることもあります。

第四に、好奇心と柔軟な想像力を育てる教育が学校等で行われていないからです。SFは想像力の娯楽です。想像力を伸ばすには、対話や創作などさまざまな方法があります。SF作家の想像力が科学を刺激することは、中国、アメリカ、フランスなどでは認められています。

SFは娯楽か純文学か――SFの範囲が狭まりすぎるのも窮屈ですし、SFの範囲を超えていくことは重要なことです。ただ、相当数のSF読者は、シンプルにSFらしい作品を求めているのかもしれません。陳腐さを感じさせない作品を生むために努力している作家はいると思います。

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「池澤春菜&堺三保のSFなんでも箱」に宮西健礼さん@Tats_Miyaと登壇 https://YashimaYugen.com/events/anybox73/ https://YashimaYugen.com/events/anybox73/#respond Mon, 03 Feb 2020 08:51:41 +0000 https://YashimaYugen.com/?p=1237 続きを読む]]> 2020/2/8土19:30から新宿のSFイベント「池澤春菜&堺三保のSFなんでも箱」に宮西健礼さん@Tats_Miyaと登壇します。お題は時間SFアンソロジー『時を歩く』宇宙SFアンソロジー『宙を数える』(東京創元社)。
オフレコでしか聞けない話、新作情報など濃い時間になりそうです。

イベントお申し込みはこちらから

珠玉の時間SFアンソロ『時を歩く』または『プロジェクト:シャーロック(年刊日本SF傑作選)』をお持ちの方はサインさせていただきます。電子版をお持ちの方は、サインする紙をお持ちください。ご希望の方はお知らせください

イベント情報は、ゆうげんメルマガでお知らせします。
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